2023/01/01
今回は4スタンス理論のA1タイプの方のフィニッシュで、左へ乗るための方法についてお伝えしたいと思います。
まず、A1タイプは、後方から見たときに腰を引いて、みぞおちの下にヒザが揃うような形でセットします。
そして、大前提としてダウンスイング、フィニッシュで体重が左へ乗るかどうかというところで、純粋にアドレスやバックスイングは問題がないものの、
純粋に左に乗り切れないですよというパターンも存在します。
その場合ですと、シンプルにトップから左に乗り込んでいく意識をしましょうと、こういった内容になります。
今回は、よくある左へ乗れない根本的な原因パターンについてお伝えします。
まず、A1タイプはバックスイングで体重移動をします。
右足の内側土踏まずに体重は乗っていきます。この時にスウェーしているように見えるという方もいらっしゃると思います。
A1タイプは、腰・骨盤が右へ動いてもいいタイプですので、これをその場で回るんだといってしまうと軸が揃わなくなります。
この軸というところ、今回のポイントなんですけど、A1タイプの場合、バックスイングのトップでみぞおちの下にヒザの内側が縦に上下に並ぶような形でトップを迎えます。
この軸が取れているからこそ、次の動作に動ける準備ができます。
いわゆるバックスイングで、この2点が上下に並んでいることで左に乗ることができるのですが、ここが揃っていないと、もう身体はバランスを崩した状態になるので、どうしても次の動作である左足に踏み込むということが、やりたくてもできなくなってしまいます。
例えば、バックスイングで右足の外側に重心が乗ってしまった場合、これだと体のバランスは右足外側にバランスを失ってしまっている状態ですので、この状態だと右へ残ってしまったりと、このような症状になります。
逆も同様で、右足の内側土踏まずに乗るのではなくて、真ん中に体重があると、これも軸が揃っていない状態ですので、次の動作の左に乗る乗ろうと思っても、なかなか意識ばかりで動作がついてこないと、意識しているのにできないと、このようなパターンに陥りがちです。
A1タイプの方は、ダウンスイングで左足リードをするタイプです。
そして、トップのところから左足でリードするんですけど、この時にまずアドレスの姿勢がきちんと取れているかどうか、
そしてバックスイングで正しい動き、結果的な話でいくと、軸が揃っているかどうか。ここが出来て、初めてダウンスイングが正しい動きになります。
この順番ですね。
アドレスにエラーがないか、バックスイングにエラーがないか、ここを踏まえた上でのダウンスイングのチェックです。
例えばダウンスイングでエラーがあるとします。
これをダウンスイングで直接、直そうと思っても、根本的な原因に目を向けずに、無理やり直そうとするということになってしまいます。
あくまでスイングの構造というのは、しっかりとロジカルに理論があります。
ですので、症状を無理くり直すのではなくて、なぜそのようになってしまっているのかというところ、ここに目を向けることで、根本的な原因を治すことができます。
今回は、ダウンスイングで左へ乗れないという症状に対しての根本的な原因に目を向けるための内容の動画でした。
この内容はフルショットだけでなく、アプローチやバンカーなども共通の内容となります。
アプローチやバンカーは主に足幅が狭い状態でセットするケースですね。バンカーも打ちたい距離によっては足幅はさまざまです。
足幅が狭い状況ではもちろん軸をつくろうと思っても、移動距離が自然と減るものです。
ですので、ぱっと見は体重移動をしているようには見えづらいかと思います。
そして、これは運動という内容で説明させていただきます。
例えば、左右にステップを踏むときでもA1タイプの方ですと、みぞおちの下にヒザの内側が上下に揃うことで、左へ右へと動くことができます。
4スタンス理論はゴルフはもちろんのこと、すべての運動で共通して使える理論です。
流行り廃りのある内容ではなくて、はっきりとした定理ですので、自身のタイプを調べた上で、さまざまな運動動作で取り入れてみてください。